座標塾第3回 日本の医療をどう再生するか

▼座標塾第3回 日本の医療をどう再生するか
2022年7月15日(金)午後6時半
講師:伊藤真美(花の谷クリニック院長)
参加費 1回1000円(テオリア会員500円)
会場 文京区民センター3D(春日駅・後楽園駅;第4回以降予定)、又はZoom=要申込
※文京区民センターに変更になっています。ご注意ください。

※要申込。会場受講申込7月14日まで。Zoom受講申込は7月11日まで。Zoom受講は研究所テオリアの口座(下記)に参加費振込みください。会場受講は当日払いでも構いません。
◎参加費振込先 郵便振替 00180-5-567296研究所テオリア

新型コロナ感染症の世界的な大流行は、2年が経った現在も収まらない。日本では感染者や死者の数は相対的に少ないとはいえ、コロナ感染の流行はこの社会が抱えていた構造的な欠陥をさらけ出した。とくに、医療体制の脆弱性が浮き彫りになり、多くの人びとが命の危険にさらされることになった。病床数こそ世界トップクラスであるとはいえ、医師の数は相対的に少ない。ICU(集中治療室)のベッド数は不足し、集中治療専門医も必要なだけ養成されてこなかった。2010年には新型インフルエンザ流行の経験を踏まえて感染症対策の強化を提言した厚労省の報告書が出されていたが、ことごとく無視されてきた。逆に保健所の数は減らされ、PCR検査体制も強化されなかった。その結果、入院できずに自宅療養を強いられる人がピーク時には13万人にもなり、症状が悪化して亡くなる人が相次いだ。
その背景には、高齢化の進行、過酷な労働環境から心身を壊す人の急増といった社会の変化にもかかわらず、社会保障の「効率化」が叫ばれ医療費の削減がその標的にされてきたことがある。そうした政策は、コロナ危機を通じて医療従事者などエッセンシャルワーカーの役割が見直された現在でも変わっていない。命に直結する医療や介護などケアを軽視する社会は、いつ壊れてもおかしくない。南房総の地域医療の現場で奮闘してきた講師が、医療の危機の実態を明らかにし、再生の方向を提起する。

▼講師プロフィール
伊藤真美
いとうまみ。花の谷クリニック院長・スープのよろずや「花」代表。1984年信州大学医学部卒業。1989年、インドに留学。1990年、米国で研修。1991年から 亀田総合病院血液内科に勤務。1995年、有床診療所 「花の谷クリニック」 を開設。2013年9月に「スープのよろずや『花』」を開店。花の谷クリニックは1995年、無床の内科診療所としてスタート。1999年5月に10室の緩和ケア病棟を開設、2000年4月より居宅介護支援事業所を併設し、一般内科外来診療、緩和ケア病棟、在宅ケアの3つを連携させる有床診療所。著書に『しっかりしてよ!介護保険』(草思社)、『生きるための緩和医療』(医学書院)。関連著書に『花の谷の人びと』土本亜理子著 シービーアール出版。

●申込・連絡先 研究所テオリア
東京都北区田端1-23-11-201
TEL・FAX 03-6273-7233
email@theoria.info
(TEL・FAX・メール等でお申し込み下さい)
郵便振替00180-5-567296 研究所テオリア

●座標塾第18期●
2022年3月~11月
第1回 「新しい資本主義」の何が新しいのか
3月18日(金)=終了 白川真澄

第2回 ポストコロナ時代の政治の構図と課題
5月20日(金)=終了 大井赤亥

第3回 日本の医療をどう再生するか
7月15日(金) 伊藤真美

第4回 デジタル監視社会にどう抵抗するか
9月16日(金) 内田聖子

第5回 脱成長の立場から日本経済の衰退と再生をどう見るか
11月18日(金) 白川真澄