住民無視の成田空港機能強化に反対!1・12旗開きと東峰デモ(新聞テオリア第89号・2020年2月10日)

(新聞テオリア第89号・2020年2月10日)
住民無視の成田空港機能強化に反対!
1・12旗開きと東峰デモ
 国交省は昨年11月5日、成田空港基本計画を初改定。 11月7日、成田国際空港会社は29年3月までの第3滑走路建設(3500メートル)などの空港変更許可申請を国交省に提出。計画は第3滑走路をはじめ、B滑走路の3500メートルへの再々延伸、空港敷地面積を約1500ヘクタールから約2600ヘクタールへ大幅拡大。発着時間は最終的に午前5時~翌午前0時半に。年間発着回数は現在の1・7倍の50万回となる。安倍政権は総事業費約5千億円のうち、4千億円の来年度財投計画計上を計画している。
12月24日、国交省航空局は公聴会を芝山文化センターで開いた。公聴会の公述人の多くは賛成派が選ばれた。それでも、騒音地域の住民からは『「これ以上の騒音は我慢の限界を超えている。生活できない」「『地元の理解を得る』と言いながら、騒音下住民の意向は無視されている」』(12月25日、朝日)という批判の声が噴出した。
アリバイ的な公聴会に対して、三里塚空港に反対する連絡会は抗議行動を行った。24日午前9時過ぎ、センター入口で「第3滑走路建設・飛行時間延長強行のための公聴会反対!」の横断幕を広げ、ハンドマイクで公聴会参加者にアピールした。
地域住民の反対の声を無視して、国の有識者委員会は1月20日、「国際競争力の強化などに向けて計画の実施は適当」とする見解をまとめた。国交省は1月中にも、変更許可を出そうとしている。 (1月24日)

空港拡張計画は時代遅れ

 

1月12日、2020年の反対同盟旗開きが横堀農業研修センターで行われ、50人が参加した。主催は三里塚芝山連合空港反対同盟(柳川秀夫代表世話人)。
柳川秀夫さん(反対同盟代表世話人)は、「千葉県は昨年の台風被害から回復していない。大量生産大量消費社会が地球の許容限度を超えたということ。人類の生存を脅かすところに来ている。人間の社会経済活動のためにこうなっている。永続する社会を目指すのが人間の仕事。三里塚空港闘争が行き着いたのはどんな世の中をつくるのか。空港がどんどん巨大化しているが、その影響を私たちは十分知っている。今年も頑張っていこう」
石井紀子さん(川上地区)は「去年9月の台風ではうちの畑もやられた。この地域は井戸水をポンプでくみ上げている家が多いので、本当に大変。私も芝山、多古で水を配った。
私自身はロウソク生活で川で洗濯したり、五右衛門風呂をしたりした。田舎の強みが発揮された。これが温暖化のせいならば、もっと大きいのが来る可能性がある。温暖化を少しでも止めるためにビニールを減らしていきたい」
平野靖識さん(三里塚物産)は、「三里塚物産でも台風停電でニンジンジュース原料がダメになった。三里塚闘争に関わった顧客も多くて、出荷遅延でも助けられた」
加瀬勉さん(元三里塚大地共有委員会代表)は、「第三次世界大戦勃発かという衝撃が世界に走った。アメリカはイランに対する戦争行為をやめよ。安倍内閣の自衛隊中東派兵、空港軍事利用に反対する。
国交省は空港機能拡大計画の公聴会を開催した。彼らは一つだけ大きな見落としをしている。われわれの闘いの主体の成長が現在のままにとどまっていることはない。共にがんばろう」
柳川さんの野菜、三里塚物産の味噌などで使って作られた豚汁が配られて、お茶などで乾杯。高見圭司さん、関西の渡邉充春さんらが発言。
山口幸夫(一般社団法人三里塚大地共有運動の会代表理事)のメッセージ「空港拡張計画は、もはや時代遅れだ」が紹介された。
旗開き後、旧東峰共同出荷場跡に移動し、三里塚空港に反対する連絡会は東峰現地行動を行った。
平野さんが東峰で木が倒れ、地区ごみ集積場も壊れたなどした台風被害を説明。
続いて、数分おきに航空機が着陸する騒音直下、開拓道路に向けてデモ。開拓道路からB滑走路に向けて第3滑走路反対!のシュプレヒコールを上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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