座標塾第2回 日本経済の現在地――高市「積極財政」・「日本成長戦略」の陥穽
▼座標塾第22期第2回
日本経済の現在地――高市「積極財政」・「日本成長戦略」の陥穽
講師:白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)
日時:2026年5月15日(金) 18:30~21:00
参加費 1回1000円(テオリア会員500円)
会場:文京区民センター3階C会議室又はZoom
※要申込。会場受講申込5月14日まで。Zoom受講申込は5月8日まで。Zoom受講は研究所テオリアの口座(下記)に参加費振込みください。
◎参加費振込先 郵便振替 00180-5-567296研究所テオリア
日本の株価は5万8千円台を突破し、6万円に近づきつつある。トランプ関税の圧力にもかかわらず上場企業の利益は5年連続で最高を更新している。だがその対極で、4年も続くインフレは、実質賃金を低下させ人びとに節約を強いている。食料品だけは買わざるをえないから、エンゲル係数は28.6%と44年ぶりの高水準になっている。株価高騰の資産効果で富裕層は美術品や宝飾品といった高額の商品をどんどん買っているが、多くの人びとの消費支出は停滞したままである。格差が広がる「K字型経済」、「株高不況」が進んでいる。
高市政権は、「積極財政」によって「強い経済」と経済成長を実現すると謳っている。しかし、財源なき無責任な「積極財政」は、国債依存を強めることによって財政悪化への不安から円売り(円安)・国債売り(長期金利上昇)を招き、円安インフレを加速している。海外の直接投資が活発化し利益が増大しているが、日本に還流されず円の評価は30年間で3分の1まで低下した。
高市政権は、AI・半導体への投資に重点を置く成長戦略を推進しようとしている。だが、それは、ケア、食と農、再生エネルギ―への人材と資金の投入を置き去りにしている。「経済成長」の幻想で覆われた日本経済の真の姿と課題を明らかにする。
▼講師プロフィール
白川真澄:しらかわますみ。1942年生まれ。60年安保闘争、ベトナム反戦、三里塚闘争などの社会運動に関わりつづけ、90年代からは「地域から政治を変える」ことを追求。フォーラム90s、ピープルズ・プラン研究所など理論活動のネットワークづくりにも力を注いできた。著書に『脱成長のポスト資本主義』(社会評論社)『左翼は再生できるか』(研究所テオリア)『脱成長を豊かに生きる-ポスト3・11の社会運動』(社会評論社)『格差社会を撃つ ネオ・リベにさよならを』(インパクト出版会)ほか。
●申込・連絡先 研究所テオリア
東京都北区田端1-23-11-201
TEL・FAX 03-6273-7233
email@theoria.info
(TEL・FAX・メール等でお申し込み下さい)
郵便振替00180-5-567296 研究所テオリア
●座標塾第22期●
2026年3月~11月
[第1回]高市一強政治に対して左派・リベラルは再生できるか
講師:大井赤亥(政治学者)
日時:3月20日(金)18:30~21:00
[第2回]日本経済の現在地――高市「積極財政」・「日本成長戦略」の陥穽
講師:白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)
日時:5月15日(金)18:30~21:00
[第3回]食と農の自給を求めて
講師:小口広太(千葉商科大学准教授、食と農のつながりを研究)
日時:7月17日(金)18:30~21:00
[第4回]ケア中心の社会とは何か
講師:北 明美(福井県立大学名誉教授、社会保障・ジェンダー平等)
日時:9月18日(金)18:30~21:00
[第5回]トランプ2.0後の世界はどう変わったか
講師:平川 均(名古屋大学名誉教授、国際経済・グローバルサウス)×白川真澄
日時:11月20日(金) 18:30~21:00

