座標塾第2回 なぜ、日本ではジェンダー不平等がなくならないのか

▼座標塾第2回
なぜ、日本ではジェンダー不平等がなくならないのか
2023年5月19日(金)18:30~21:00
講師:船橋邦子(アジア女性資料センター)
参加費 1回1000円(テオリア会員500円)
会場 文京区民センター3階D会議室(春日駅)、又はZoom=要申込

※要申込。会場受講申込5月18日まで。Zoom受講申込は5月12日まで。Zoom受講は研究所テオリアの口座(下記)に参加費振込みください。会場受講は当日払いで構いません。
◎参加費振込先 郵便振替 00180-5-567296研究所テオリア

ジェンダー平等の実現が日本で掲げられてから長い年月が経った。にもかかわらず、日本のジェンダーギャップ指数(2022年、世界経済フォーラムが公表)は、146ヶ国・地域のなかで116位と下位に沈んだままで、先進国のなかでは最低の部類に入る。
実際に、職場では同じ仕事をしていても、男女間の賃金格差は100:75と大きい。北欧諸国の100:95やOECD諸国平均の100:88と比べると、その差は明らかである。また、共働きの女性が担う家事・育児の時間が3時間であるのに、男性のそれはわずか14分にすぎない。育児休業の取得は、男性の取得がすこし増えてきたとはいえ、14%にとどまり、女性の85%に比べて圧倒的に少ない。職場でも家庭でも、女性に対するハラスメントや暴力は後を絶たない。企業における女性管理職の割合は9.4%と、政府の目標とする30%には届かず、国会議員に占める女性の比率も9.7%と世界165位である。
なぜ、ジェンダー不平等はなくならないのか。どうすれば、真の平等を実現できるのか。フェミニストとして活動し研究を続けてきた講師と一緒に考えてみたい。

▼講師プロフィール
船橋邦子:ふなばしくにこ。アジア女性資料センター理事。北京JAC(世界女性会議ロビイング・ネットワーク)代表。NPO法人女性と子どものスペース・ニコ代表理事。長年、女性差別撤廃の運動に関わり続けてきた。佐賀県立女性センター・生涯学習センターの初代館長(1995年)、大阪女子大学女性学研究センター教授(1997年)、和光大学教授などを歴任。著書に『知っていますかジェンダーと人権』(2006年、解放出版社)、『女たちの21世紀』№81「特集 世界女性会議から20年ーー女性たちはいま」(2015年)ほか。

●申込・連絡先 研究所テオリア
東京都北区田端1-23-11-201
TEL・FAX 03-6273-7233
email@theoria.info
(TEL・FAX・メール等でお申し込み下さい)
郵便振替00180-5-567296 研究所テオリア

●座標塾第19期●
 2023年3月~11月
第1回 大転換する日本の政治と財政=終了
3月24日(金) 白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)

第2回 なぜ、日本ではジェンダー不平等がなくならないのか
5月19日(金) 船橋邦子(アジア女性資料センター)

第3回 働くことが壊されている――介護現場から
7月21日(金) 伊藤みどり(ホームヘルパー国家賠償訴訟原告)

第4回 悪戦苦闘する農業――いま、農村で何が起きているか
9月15日(金) 菅野芳秀(農民・山形県在住)

第5回 中国と現代世界
11月17日(金) 平川 均(経済学者、国士館大学客員教授)