座標塾第3回気候危機とどうたたかうか
▼座標塾第3回
気候危機とどうたたかうか
2024年7月19日(金)午後6時半~9時
講師 吉田明子(FoE Japan)
参加費 1回1000円(テオリア会員500円)
会場 文京区民センター(春日駅・後楽園駅;第4回以降予定)、又はZoom=要申込
※要申込。第3回・会場受講申込7月18日まで。Zoom受講申込は7月12日まで。Zoom受講は研究所テオリアの口座(下記)に参加費振込みください。会場受講は当日払いで構いません。
◎参加費振込先 郵便振替 00180-5-567296研究所テオリア
2023年の世界の気温は観測史上過去最高になり、高温や熱波が世界各地を襲った。ハワイ・マウイ島の火災では100人以上もの死者が出たが、世界の山火事で焼失した面積は20年前の2倍にもなる。「地球沸騰化の時代」(グテーレス国連事務総長)が到来し、異常気象が「ニューノーマル」(WHO)になっている。地球の気温上昇を産業革命前から1.5度以内に抑える目標(パリ協定)が達成できないと、西南極の融解がティッピングポイントを超え、5?の海面上昇が引き起こされる。気候難民は、すでに3000万人を超えているが、2050年には2億人に増えると推測される。
にもかかわらず、温室効果ガス(CO2)の排出の削減は、遅々として進んでいない。このままでは2030年に45%削減どころか、逆に8.8%も増えると試算されている。再生可能エネルギーは大きく増えているが、同時に化石燃料の使用も増えている。個々の製品の省エネ・再エネ化は進んでいても、経済活動の規模(GDP)も拡大しているからだ。COP28は「脱化石燃料」を掲げたが、CO2排出削減の目標の前倒しの合意はできなかった。
残された時間が僅かしかない現在、気候危機とどうたたかうか。論じたい。
▼講師プロフィール
吉田明子
よしだあきこ。国際環境NGO FoE Japan 気候変動・エネルギー担当。2007年より国際環境NGO FoE Japanスタッフ。気候変動やエネルギー政策を中心に担当。3・11後にできたネットワーク「eシフト」の事務局、2015年からは市民のちからで再エネ選択を呼びかける「パワーシフト・キャンペーン」を立ち上げる。エネルギー政策に市民の声を届ける観点で活動する。
●申込・連絡先 研究所テオリア
東京都北区田端1-23-11-201
TEL・FAX 03-6273-7233
email@theoria.info
(TEL・FAX・メール等でお申し込み下さい)
郵便振替00180-5-567296 研究所テオリア
●座標塾第20期●
2024年3月~11月
第1回 人口問題の行方――少子化対策の何が問題か=終了
3月15日(金) 白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)
第2回 ウクライナとパレスチナ――2つの『戦争』をヨーロッパ問題として考える=終了
5月17日(金) 鵜飼 哲(一橋大学名誉教授)
第3回 気候危機とどうたたかうか
7月19日(金) 吉田明子(FoE Japan)
第4回 グローバルサウスの現在――フィリピンを例に
9月27日(金) 大橋成子(ピープルズ・プラン研究所)
第5回 復権する資本主義批判――何が論点か
11月15日(金) 白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)