三里塚フィールドワーク 成田空港反対運動の今
7月2日、「三里塚フィールドワーク 成田空港反対運動の今」を行われた。主催は実行委員会。参加者、スタッフ等50人が参加。
成田第3滑走路28年度完成へと準備工事、集団移転などへの動きが強まる中で行われたフィールドワークには、初めて三里塚の土を踏んだ若者、学生の参加者も多く、30年ぶりに訪れた人も。
東京駅前をマイクロバスで出発して、最初に成田空港A滑走路南側にある岩山へ。
空と大地の歴史館で三里塚の空港問題の歴史を見学。
次に木の根に移動し、木の根ペンションで平田誠剛さん(管制塔被告団)の78年の管制塔占拠のたたかいについての話を聞いた。
次に大森武徳さん(三里塚物産)が前日から仕込んだ豚汁を食べながら、大森さんから木の根ペンション・プールで行っているプール開き・ライブなどのイベントを三里塚に帰って始めた思いや現在の取り組みについて話を聞いた。
一行は東峰へ移動し、東峰共同墓地で今年没後50年になる大木よねさんの墓へ献花。
三里塚物産らっきょう工場での平野靖識さん(三里塚歴史考証室)の話は、60年代に三里塚で支援を始めたきっかけから、闘争の中から有機農業が盛んになっていったこと、三里塚物産立ち上げへ、及んだ。
横堀農業研修センター(旧労農合宿所)に移動して、成田空港会社による第3滑走路建設のための研修センター共有地取上げの動きについての説明。建物内に並べた三里塚闘争パネルを見学
次に空港会社が造ったトンネルを通って、空港会社が造った鉄柱・鉄柵に囲まれた横堀鉄塔、案山子亭へ移動。鉄塔下には、金城実さん制作の彫刻・抵抗する農民像と原勲さん(管制塔被告)の墓。
鉄塔の上から空港の現状の現地調査を行い、東京への帰路についた。