座標塾第19期第5回「中国と現代世界」開講
11月17日、座標塾第19期第5回「中国と現代世界」を開講しました。
講師は平川均さん(国士舘大学客員教授)。21年11月の第10回シンポジウム「中国はどこに向かうか」に続く講演。
平川さんは、グローバリゼーション下で中国は「世界の工場」として世界第2位の経済規模になったが、民主化は成らず。トランプ政権の誕生とコロナ感染爆発以降、米中覇権争いは先鋭化の一途。経済のデカップリング(→デリスキング)が進んでいる現在を取り上げた。
世界経済の中の中国とその発展メカニズム、習近平「一帯一路」(BRI) の2面性、トランプ後の米中覇権争いとその展開、デカップリングとBRI、米中対立の地政学とインド太平洋、中国の対外政策と多極化する国際社会について講演。
質疑応答では、中国のグローバルサウス、ロシア、インド、トルコとの関係。外交がない日本の対中姿勢の稚拙さなどの質問が出た。
講演録は新聞テオリア24年2月号に掲載予定。
2024年3月から第20期を開講予定