横堀農業研修センター裁判第5回裁判傍聴行動行われる
2月17日、横堀農業研修センター裁判の第5回裁判傍聴行動が行われた。
この日、裁判所は弁論終了、次回判決を表明した。
17日、横堀農業研修センター裁判を支える会は裁判前に千葉県庁前での街頭宣伝。20人近くでアピールとチラシまきを行った。
千葉地裁の6階廊下では開廷15分前に整理券配布、10分前に傍聴券への引換。
被告側傍聴は46人。被告では柳川秀夫さん、佐藤幸子さんが出廷。
前回(11月11日)後、原告成田空港会社の主張に反論する証拠を、被告側は提出。
この日の裁判では、被告側が提出した最終準備書面を陳述した扱いにする手続きを取った。
空港会社が先週に出してきた準備書面に関しては、本件と直接的関係しない部分が多々あるとして裁判所が「撤回」として、原告の準備書面に反論した被告側の「最終陳述書補充」は留保となった。
次回で判決、判決日程は後ほど連絡ということで終了。
閉廷後、千葉県教育会館で裁判報告集会。43人が参加。
集会では、この日の裁判について、清井弁護士と司会の辻和夫さんから説明。
被告の柳川さんは「今日は大勢遠くから来てもらって。裁判というのは意味があるのかというのを改めて考えた。いつ判決になるのか。夏前には方向が見えてくるのは間違いない。そこからどうするのか。
私の考えでは、筍の時期はあそこで筍が見たいなというのが願望。
今の菱田の現状を見ると、工事がどんどん入っていて、ダンプもどんどん行き交っている。
昔の状況の再現で、深く考えることがある。
そんな状況の中でできる限りのことを最大限やろうと考えている」
被告の佐藤さんは「私もようやく被告としての自覚が出てきたら、もう終わりかいというのがないわけではない。
柳川さんと同じで三里塚には通っているが、多くは筍掘り。三里塚の自然を満喫することを楽しみにしてきた。
今展開されつつある景色は本当に見たくない。また繰り返しだ。
本当にできることをやるしかない。最後まで一緒に」
続いて、裁判の内容・見通しについての質疑応答。
横堀壁画についての陳述書を出した鈴村多賀志さん。第3滑走工事の現状について辻さんが報告。
岡野純一さん、たじまよしおさん、関西の渡邉充春さん、根本博さん、4月13日の横堀花見について中川憲一さんが発言。
空港会社は今回、確定判決前に強制執行ができる仮執行を認めるように求めている。判決に向けて裁判報告集会(日程未定)など現地の取り組みが行われる。
